サッポロ電子クラフト部では、過去に様々なアイデアが考えられ、作られてきました。ここでは、今までのシーズンで制作してきた作品を一覧します。なお、一覧には制作が完了しなかった作品も含みます。
シーズン11
シーズン11では、独自イベントのサッポロテックファンでの展示をしました。新型コロナウィルス明けとなるシーズンでしたが、多くの参加者が制作作業をいたしました。
「12面体イルミネーション」
ハーフミラーを12毎使って、12面体を作成しました。中には数百のフルカラーLEDを搭載し、マイコンで点灯制御できるようにしています。
「紙テープで文字遊び!」
紙テープのパターンを読み取り、画面上に表示します。
「サーボモータで歩きたい」
サーボモーターをmicro:bitで制御し、足を歩くように制御します。
「ビックスタックチャン」
話しかけると、ChatGPTに問い合わせをして、結果を声で読み上げてくれます。液晶画面に顔を表示し、ロボットと対話しているようになっています。
「音と光で奏でるテルミン」
アンテナに手を近づけると、音が鳴り、LEDが光ります。近づけた距離によって音程が代わり、楽器のように奏でることができます。
「フリップくん」
画面の上に設置可能な小さなロボット。スマートフォンなどから表示したいメッセージを送ると、手に持ったフリップに表示できます。丸いディスプレイを利用して顔を表示しています。
「なんでも友達ロボット」
古くなったおもちゃを使って動かせるユニット。カメラで顔を撮影し、笑顔であると古いおもちゃが動きます。
「モールスの達人」
太鼓の達人のコントローラーを使い、モールス信号を叩いて入力できます。入力した文字はマトリクスLEDに表示します。
「ライントレースカー」
ライン上を移動する自走カーです。距離センサーを使って前の車とぶつからないようになっています。
「ぱったんくん」
三角形の動くロボット。モーターを回すと、三角形がぱたぱた動きます。
「パドル」
Raspberry Pi Zero 2Wに、小型ディスプレイとボリュームを取り付けたゲーム機。壁打ちゲームで遊べます。
シーズン10
シーズン10は、COVID-19の蔓延により中止しました。
シーズン9
シーズン9では、独自イベントのサッポロテックファンでの展示をしました。参加者数、作品数ともに過去最高となりました。
「当たれば幸運!」
レーザーを使った的当てゲーム。サンタのプレゼントとトナカイの鼻の的にレーザーを当てると、得点が上昇。100点まで達するとメロディーでお祝いをしてくれます。
「ライトセーバー」
スターウォーズに登場するライトセーバーをカラーLEDで実現しました。ボタンを押すと、効果音と共にライトセーバーが伸び、降るとブォンという音が鳴ります。
「段ボールハンド」
段ボールで作った大きな手。サーボモーターで紐を引っ張ることで指の関節を曲げることができます。軍手に付けた曲げセンサーを使って操作し、軍手をはめて段ボールハンドを制御できます。
「両手でロボットハンド」
3Dプリンターで出力したロボットハンド。サーボモーターで紐を引っ張ることで手の形を変えられます。タブレットに用意したボタンをタップすることで登録した手の形に動きます。
「ボクシング盤」
二つの人形を操作して楽しむボクシングゲーム。ジョイスティックで操作することで右、左のグローブが動くようになっています。二つのサーボモーターだけでボクシングのモーションを実現しています。パンチが当たると顔に付けた7セグでカウントするようになっています。
「自動追尾赤道儀」
夜空の星を撮影するための機械。星の光は非常に暗いので、カメラのシャッターを開けっ放しにして長時間撮影する必要があります。しかし、地球は自転しているため、そのままでは星が動いて線のように写ってしまいます。そこで、地球の自転に合わせてカメラの向きを自動的に動かすのが自動追尾赤道儀です。カメラを取り付けて撮影することで星をきれいに撮影できます。
「Zootrope」
止まっている絵をアニメーション表示できる作品。円盤上に描かれた絵を回転させ、円筒状に空いたスリットからのぞき込むことで、絵が動いて見えます。
「思い出の観覧車」
牛乳パックとストローを使って観覧車を作成しました。軸にモーターを取り付け自動的に回転できるようにしています。
「LED距離当てマシン」
対象物までの距離を計測し、色でおおよその距離を表示する作品です。距離の計測には超音波距離センサーを利用しています。計測した距離によって上部に取り付けた円上のカラーLEDの色が変化します。
「RINTO」
目覚まし時計の音色をおりんで知らせる作品です。ベルを鳴らす目覚まし時計を改造し、目覚まし時計の裏に設置したハンマーを回しておりんをならします。
「メェ〜るボックス」
手紙が届くと羊か知らせてくれる作品です。家形のポストにある屋根の穴に手紙を入れるとセンサーが検知し、家から羊が現れます。
「電子オカリナ」
電子工作でオカリナを実現しました。息を吹き込むとセンサーが検知し、音を鳴らします。タッチパッドによって触れることで音階を変えられます。オカリナの操作は、マイコンを介して無線でタブレットに送られ音をならします。前シーズンから制作を継続しており、今回で音階による音を鳴らせるようになりました。
「チキンレーサー」
壁ぎりぎりに止めるゲーム。走り出した自走カーを壁ぎりぎりのところでボタンを押して止めます。うまく止められると超音波距離センサーで壁までの距離を計測します。もし壁にぶつかったら前に搭載したスイッチが押され、衝突したことが分かります。
「ギタ――(゚∀゚)――!!」
楽器を弾けない人でも簡単に音楽を奏でられるギターピック。裏にmicro:bitが搭載されており、ギターのようにピックを動かすと揺れを検知します。検知するごとに1音1音鳴らして、音楽を奏でられます。前シーズンから引き続き制作を続けており、今回はスマートフォンで音を奏でるよう改良しています。
「大顔 来年も良い事あるよ!」
箱をかぶると、顔が大きくなって見える作品。デイリーポータルZの「デカ顔プロジェクト」から生まれた作品です(プロジェクトのサイト)。軽量化や見た目を考え、半透明のプラダンボードで作成しています。
「Wi-Fi Crappy」
Wi-Fiで操作できるようにしたクラッピー。スマートフォンに用意したプログラムでON、OFFを切り替えることでクラッピーが拍手します。また、他にボタンを押すと拍手するクラッピーも作成しています。
「衝突防止機能付きカー」
障害物を検知すると、進む方向を変更する作品です。超音波距離センサーを利用して障害物までの距離を計測します。障害物に近づくと、一時停止し、障害物がない方向を確認してから別方向に移動を開始します。
「障害物回避のおもちゃカー」
障害物を検知すると、方向を変更して障害物を回避します。Arduinoを使ったキットで、赤外線で障害物を検知しています。
「猛犬注意!」
3Dプリンターで出力した犬型ロボット。BostonDynamics社が開発したロボット犬「Spot」を模して、制作した小型版のロボットです。
「3Dプリンターお手軽四足歩行ロボット」
3Dプリンターで出力した四足歩行のロボット。ESP-32が搭載されており、リモートで制御可能です。
シーズン8
シーズン8では、独自イベントサッポロクリエイターズショーケース、オープンソースカンファレンスでの展示をしました。
「Shoot Me」
パチパチ拍手するおもちゃ「クラッピー」を改造した的当てゲーム。クラッピーにボールなどが当たると、加速度センサーで検知し、サーボモーターで拍手をします。
「ダンシングイルミネーション」
音楽に合わせて画面上にカラフルな丸が表示されます。この表示パターンを製作するエディターを作成しました。音楽を再生しながら、切り替えるタイミングをスペースキーで入力します。その後、写真の右下に表示されているエディタ部分で表示するパターンを指定します。
「通行カウンター」
赤外線を遮断すると人が通過したとして判断します。通過した人数は7セグLEDに表示します。この通行カンターはArduinoやRaspberry Piなどのマイコンを使っていません。すべてロジックICを組み合わせて作られています。
「ギタ━━━━ ( ゚∀゚ ) ━━━━ !!!!!」
エアギターを弾くモーションで、音楽を奏でられる作品です。マイコンボードに「micro:bit」を利用し、揺れを検知するとスピーカーから1音ずつならします。
「試作機ウネウネ」
節足動物型のロボット。ひれをうねうねと動かすことで前進します。動作デバイスとして 10個のサーボモーターを利用。光造形の 3D プリンターを利用して各パーツを出力しました。マイコンボードに「Arduino UNO」を利用しています。
「ウェルカム・クラッピー」
アクリルに傷をつけ、横から光を照射すると、傷部分が光ります。この作品では、ウェルカムメッセージをアクリルに彫り込み、光らせるメッセージボードです。白色LED に電池を接続して光らせています。
「SounDraw」
音に反応して表示する画像が変化する作品。取り付けたマイクの前で拍手などすると、接続した PC 上の画像が変化します。マイコンボードは「Arduino UNO」を利用しています。シリアル通信でパソコンとやりとりします。
「クラッピーイルミネーション」
クラッピーの手の部分にフルカラー LED を搭載し、手の部分が虹色に光る作品。マイコンボードに「Arduino Nano」を利用しています。
「TUNING BOX」
人を検知するとハンマーが動いて音叉を鳴らす作品。焦電センサーで人を検知し、サーボモーターでハンマーを動かしている。マイコンボードに「Arduino Nano」を利用しています。
「Blink animation」
赤いペンと青いペンで 2 つの絵を重ねて描いたものに赤と青の光(シリアル LED を利用)を交互に当てると、アニメーションのように動いて見えます。マイコンボードに「Arduino Nano」を利用しています。
「なにがでるかな!?」
押したスイッチによって表示内容が変わる作品。表示にはキャラクター液晶ディスプレイを使っています。マイコンボードに「Arduino UNO」を利用しています。
「サッカーロボット」
ロボットジュニア全国大会に出場したロボット。ボールを認識してゴールまで導く機能を搭載しています。現役中学生が制作しました。マイコンボードとして「Arduino Mega」を利用しています。
「電子オカリナ」
マイコンボードを利用したオカリナ。吹き込んだ息を検知して音をならすことができます。マイコンボードに「サイプレス PSoC5LP ボード」を利用しています。
「超音波が出るのはどれでしょう?」
鈴やガラス、木材など身の回りのもので音を発生させ、超音波を探知します。マイコンを利用せずにアナログ電子回路で製作しています。
「マイクロビット Bluetooth ラジコン」
スマートフォンから Bluetooth で接続して制御できるリモートカー。マイコンボードに「micro:bit」を利用しています。
「丸いメトロノーム」
円環状のシリアル LED を利用し、光で表現したメトロノームとして動作する作品です。マイコンボードに「Arduino」を利用しています。
「輪ゴム鉄砲砲台」
三つのサーボモーターを利用して輪ゴム鉄砲を操作できる作品です。レバーで上下左右に動かせ、スイッチを入れると輪ゴムが発射できます。マイコンボートに「Raspberry Pi Zero」を利用しています。
シーズン7
シーズン7では、独自イベントサッポロクリエイターズショーケースでの展示をしました。
「スティック型バーサライタ」
80個のフルカラーLEDを一列に並べたスティックを振ると、空中に文字が表示されます。
「希望を叶えるメガネ」
液晶ディスプレイを2つ搭載した眼鏡です。ここに目を表示することで、ほかの人物になれます。タッチペンで自由に描くことも可能です。
「カンブリアドローン」
アノマロカリスを模したドローン。リモコンで飛ばすことが可能です。アノマロカリスは3Dペンを利用して作りました。
「スマ・イル・カー」
Arduinoを利用した模型の車に超音波センサーを取り付けています。障害物を検知すると、ほかの方向に進路を変更します。
「Merry Christmas」
マイコンICを使ってクリスマスソングを奏でます。クリスマスツリー型にし、イルミネーションLEDで光らせています。
「丸いメトロノーム」
円形に配置したLEDを光らせてメトロノームにしました。
シーズン6
シーズン6では、3度目のテクノロジーアート展に出品しました。3つのアイデアを1つに複合する試みをしています。また、7月にはオープンソースカンファレンスに初参加します。
「カタン×AI×ロボット」
ボードゲームのカタンを効率よく進めるためのアイデアです。ロボットアームでさいころを振り、出た目をカメラで撮影して深層学習で認識し、対象の番号を光らせて知らせます。
「スマホでアーム」
市販のロボットアームを使ってスマートフォンから操作できるようにしました。通信にはBluetoothを使いました。
「オーディオ逆相警報器」
右と左のスピーカーから出力される音の相が逆になる(逆相)と違和感のある音となります。逆相が発生するとブザーで警告します。
「素敵な射的」
micro:bitを使って射的を作りました。ゴム銃を使ってmicro:bitを撃つと、加速度センサーが命中を認識して、音やLEDで知らせます。
「宇宙hole」
電子回路とアートを融合した作品です。人が前を通ると、人感センサーが検知してLEDを点灯します。LEDは内部に作った夜空の星や月を照らして光らせます。
「カーボン自転車で夜に目立つEL発光ロゴ」
有機ELシートを自転車に貼り付けて夜に発行するロゴです。スマートフォンから遠隔操作で光らせることができるので、駐輪場でどこに自分の自転車があるかを一目で探せます。
「触れっ手な楽器」
手で触れることで演奏できる楽器です。静電容量を検知して触れているかを認識しています。粘土や野菜、果物などに線を繋げば、粘土や野菜のピアノが作れます。
「Beginner’s」
初心者の部員がモーターと電池だけで作った小さなロボットです。モーターの回転を足に伝えて歩かせることができます。YouTubeで公開されている作品を参考に作りました。
シーズン5
シーズン5では、札幌の地下歩道空間「チ・カ・ホ」を借りて独自のイベント「札幌クリエイターズショーケース」を開催しました。開催日がクリスマス前日ともあり、たくさんの人が足を止めて見ていただけました。
「メタボット」
6足歩行のクモ型ロボットです。Wiiのコントローラーを使って操作できるようにしています。サーボモーターを12個も利用した本格的なロボットです。
「おしゃべりトナカイ」
AIスピーカーの仕組みを使って話しかけると答えてくれるトナカイです。
「配管工のゆかいな箱」
「?」マークのあの箱を実現しました。中に加速度センサーが入っており、たたくとコインの音が鳴ります。
「どうぶつしょうぎクリスマスver」
シーズン1で製作を試みたどうぶつしょうぎを再度チャレンジ。駒に付けた磁石をリードスイッチで検知して、駒の動き方をLEDを点灯してガイドします。
「はなもぐら」
ギアモーター2つと電池だけで作った小さなロボット。回転によりどんどんと先に進んでいきます。YouTubeで公開している作品を参考にしました。
「ちびロボット」
テオ・ヤンセンのミニビーストの模型を改造してモーターで動くようにしました。
シーズン4
2回目のイベントをしたシーズンです。作品はイベントの来場者のことを考えて、アイデアを出しました。このため、たくさんの子どもに楽しんでいただけました。
「宝さがしゲーム」
GPSを使って宝をゲットするコードを探すゲーム。2つの機械に分かれており、スタート地点ではもう一台の場所をGPSの座標を表示し、それを元に探します。見つけたら2つの線のどちらかを切るとコードが表示されます。このコードをスタート地点の機械に入力して、当たりだとカプセルを排出します。
「転がる四角くん」
ピタゴラスイッチの1コーナーのぽてじんを実現しようと試みました。四角い箱を転がすのは非常に苦労していました。操作にはchibi:bitを利用しました。
「けむり箱に潜む妖精」
キューブ状にくみ上げたLEDを点灯させ、あたかも妖精が飛んでいるような効果を演出しました。
シーズン3
シーズン3から、新たにプチセミナーを開始しました。初めのセミナーは3Dモデリングの方法を発表してもらいました。
「Kindness-Box」
募金状態を表示できる募金箱です。お金を入れると、善意の数として搭載する画面に表示されます。また、Webと連携しており、全国のどこで募金されているかを地図に表示できるようにしました。
「しっぽストラップ」
スマートフォンに着信があると、しっぽ型のストラップがふりふりと振られるアクセサリーです。人工筋肉を利用してみようとトライしました。
「酒忘れ」
酒瓶のラベルを撮影して、データベースにまとめる機器です。ターンテープルにのせると一回転してラベルを撮影します。この画像から文字を抽出してデータベースに保管します。
シーズン2
2回目のシーズンでは、13名の方が参加していただきました。中には東京からオンラインで参加される方もおり、部活中はビデオチャットを利用してコミュニケーションを取りました。このシーズンでは、初めてイベントに参加して作品を見ていただきました。
「いいね!バッジ」
マトリクスLEDと無線モジュールを搭載したバッジ型の作品。スマートフォンなどから投稿すると、それに連動してバッジ上にカウントが表示できます。
「Web会議用”リアクションフクロウロボ”」
フクロウの形をしたWeb会議用のカメラシステム。フクロウの首が回ることで様々な場所を映し出すことができます。
「サケホコアクセサリー」
サケの形をしたペンダント風アクセサリ。中にLEDと振動センサーを格納しており、振動を検知すると口から発光します。
「その椅子あいてますか?」
席に座っているかを外から確認できるアイデア。いすにセンサーを仕組み、Web上で管理することを目標としました。
シーズン1
サッポロ電子クラフト部創設時は、14名の方に参加していただきました。大学の先生やエンジニア、プログラマーだけでなく、グラフィックデザイナー、クラフト作家、主婦など多業種の方が参加していただきました。
「カイワレ製造器」
カイワレに給水したり光を当てるなどをラズパイで制御します。また、スマートフォンやPCなど外部から操作できるようにしています。
「ノイズキャンセラ-」
騒音の逆相を送出することで騒音を軽減させようとするアイデアです。
「ボードゲーム」
どうぶつしょうぎを題材に、次の移動先をLEDを点灯して知らせるアイデアです。