サッポロ電子クラフト部では、集まったメンバーで様々な作品を制作しています。2018年7月から11月にかけて、15名のメンバーが参加し、いくつかの作品ができあがります。この作成した作品は、イベントなどに出店し、一般の来場者に見ていただいています。

サッポロ電子クラフト部に参加したい場合は、以下から申し込みできます。

今回作成した作品は、サッポロ電子クラフト部独自のイベント「Sapporo ★ Creators Showcase」で出展しました。札幌駅から大通駅まで続く地下歩道空間を利用した「チ・カ・ホ」の一角を借りて作品を飾り、たくさんの道行く人々に見ていただけました。

今回展示した作品を紹介します。

「スティック型バーサライタ」

フルカラーLEDを一直線に並べた棒状の作品です。電源ボタンを押しながら左から右に動かすと、各LEDが点滅するようになっています。光の残像を利用して、空中に文字や絵を表示できるようにしています。

この作品では、シリアルLEDを80個並べています。加速度センサーで動きを検知すると順にLEDを点滅して文字を表示するようになっています。

「希望を叶えるメガネ」

めがねをかけると他の人に返信できるということをコンセプトとして制作した作品です。作者は初めての電子工作。それでも作品にするまでできあがりました。

左右それぞれに液晶ディスプレイを取り付けています。この裏にはArduinoが入っており、表示する画像を選択できるようにしています。ゴルゴ風や猫、アニメ風などの目が入っているほか、自由に描くこともできるようになっています。
フレーム部分は、3Dプリンターを使って造形しています。

「カンブリアドローン」

カンブリア紀に生息していたとされている「アノマロカリス」が飛んでいたら面白そう、というアイデアから実現した作品です。羽を動かすことで飛ぶことができます。

アノマロカリスの部分は、3Dペンというペンで立体を描くことができるツールを使って作っています。これに羽を付けて、はばたかせることで空中を動くことができます(※ 展示場所の制限からひもを付けて飛んでいかなように制限しています)。
来場した子ども達が、動いているカンブリアドローンを不思議そうに見ていました。

「スマ・イル・カー」

電子工作は、ラジコンカーやロボットなど様々な作品が実現できます。しかし、ロボットなどを作るにはそれなりの知識が必要となります。
電子工作を学習するために作成したのが、スマ・イル・カーです。前進してゆき、前に障害物があると停止して違う方向へ進むようになっています。

制御にはArduinoを利用しています。障害物を検知するために超音波距離センサーを利用しており、特定距離内に何かを検知すると回避動作をするようになっています。

「Merry Christmas」

クリスマスといえば、クリスマスツリーとクリスマスソングがあります。この2つを電子工作で実現したのが「Merry Christmas」です。スイッチを入れるとクリスマスツリーが点灯し、クリスマスソングが流れます。

この作品は女性のメンバーです。電子工作の初心者ですが、Arduinoを使ってクリスマスソングを流せるようにできました。

また、LEDでバックライトが光るイラストも作っています(写真の右)。

最後に参加者で記念撮影をして、イベントは無事終了しました。

サッポロ電子クラフト部では、凄いものから簡単なものまで、それぞれの部員のレベルにあった作品を作成できます。次は、2019年1月26日(土)からシーズン8を開始します。何か作ってみたい人は是非参加してみてください。参加希望の方は以下のサイトから参加表明をしてください。

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By fukuda